皆さんお久しぶりです。
この猛暑の中、アトリエのエアコンが二機同時にお逝きになりまして…
凄まじい熱暑の中、モノづくりをしています。
そしてエアコン業界も繁忙期、取付まで中々辿り着かない…
さて、話を戻します。
今回紹介するのはSKULL JKT
インパクトが強いデザインで、プラスアルファで作るのもかなり技術がいるモデルです。
ボーン部分を手断ちで切り抜くのですが、曲線がめちゃくちゃ多いので集中力と技術が必要な作業。
そしてくり抜かれたボディー、アームなどは紐っぽくなるので、それを動かないように透明レザーと縫製してくっつけます。
そして縫製も曲線ばっかり…
作り手泣かせなデザインです
殆どの作業時間はこのクリ抜き、クリ抜いた部分と透明レザーの縫製に使います
これは全ての作業にとても集中力を要します。
形自体はシンプルなモデルですし意外と合わせ易いし、軽いし。
背中はヒグマだし。
歌舞伎役者である尾上右近さんから頂いたオーダーでして、背中は特別オーダーでヒグマを使用。
そう、ダイニーマレザーとヒグマのコンビJKTなんです。
ヒグマは北海道で害獣駆除によって捕まったジビエレザー。
肉は食べれますが、皮は食べないので余ります、それを鞣して革にしてジャケットにする。
はい、そうです完全にSDG's
革は松山ケンイチさんが展開するmomijiという獣皮メインのレザーブランドの提供。
革の表情はイノシシっぽい毛穴があり、野生味溢れる感じです。
鞣はこれまた新しい鉱物鞣し、ゼオライト鞣しともゆうという新種なもの。
どんなものなのかというと、革の生産工程で、原料となる動物の皮の腐敗を防ぐ「なめし作業」に、石灰岩からつくられる鉱物「ゼオライト」を使用。
レディースなどの多くはクロムを用い鞣しています、化学物質を使うクロムなめしが主流。
ゼオライト鞣は環境負荷の低減につなげられるとして、ヨーロッパのタンナーなどが取り入れ始めています。
はい、そうです完全にSDG's
SDG’sのオンパレードなんです。
環境を気にする方こそレザーを胸張って着て頂けたらと思います。
rei
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