ちょっと自分用に1着久しぶりに作ろうと思いまして。
熊革を1着分仕込みました。
鉱物鞣というやつとタンニン鞣の混合です。
結構オイルも入れて柔らかく仕上げてますので、比較的に着やすい質感。
こういうときの厚みは結構レザー厚くして作るのがお勧めです。
今回は1.5mm厚くらいで革厚設定しようかと。
ただこういうレザーは本当にいつ出るかわからない希少性の高いレザーです。
他の鹿や猪といったジビエレザーに比べて、自然界の生態系トップに君臨する熊は個体数、捕獲数共に圧倒的に少ない点があります。
また狩猟をしている私の観点からみても、他の害獣に比べて違う点は、熊を捕獲する場合は猟銃の免許が必要だということもあります。
また展示会などで手に取って見ていただけるように面白い1着を作るので是非展示会にて直接ご覧いただければと思います。
勿論今後はオーダーも可能なんですが、不安定な供給数となりますし、納期は1年ほど要するかと思います。
ジビエ系のレザーは傷も多いですが私はその傷も、穴もその個体の個性であり、生きた証なので全て天然のデザインとしてパターン取りの際にいれます。
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